今回紹介するのは動画生成AIツール「Movio」だ。
誰もが一度は「YouTubeドリームに憧れて、発信をしてみよう」と考えたことはあるのでは無いだろうか。
しかしそこには顔出しや声出しというハードルがあり、特に社会人の副業としては向いていなかったという現実がある。
そんなYouTubeをやりたくてもやれなかったあなたに朗報だ。
Movioというツールを使えばイラストや写真を喋らせることができてしまう。
Movioでできること
①.AIアバターが喋る動画を簡単に作成
まずは公式からでてるこちらの動画を確認いただきたい。
このクオリティ、なかなかに凄まじい。そう思った方も多いのでは無いだろうか。
動画にあるように背景やアバターがデフォルトでいくつかあるので、それらを使用すれば一気に”それっぽい動画”が出来上がる。
0:22〜からは日本語で喋っている。表現が怪しいという点は置いておいて、日本語にも対応しているのが素晴らしい点だ。
また動画では音声は女性の声だが、男性の声なども勿論選択可能だ。
②.アバターや背景なども豊富
上記画像の通り、デフォルトでアバター等々の要素は豊富にある事がわかる。
会員登録は無料ででき、メール確認 → 使用用途などの選択項目を行うとすぐに使えるようになるので、気になる方はぜひトライしてみてほしい。
例えばこの画像に表示されている青年を選択するとしよう。Tシャツで爽やかな感じなので、海を背景にしゃべらせてみることに。
こんな感じでわずか30秒足らずでこういった動画が作成できてしまう。アバターと背景を選んで、言語を日本語に設定、読み上げてほしいテキストをただ入力しただけである。
そして嬉しい事にデフォルトにあるアバターだけではなく、自分が喋らせたいイラストを設定することも出来る。
その場合は喋らせたいをアップロードするだけ。現状では顔部分だけそれらを再現する事が可能だ。顔部分のみでも左下や右下においてアナウンスさせるなど、使用用途は色々と考えられる。
顔出し無しのYouTuberは通称ステルスYouTuberなどと呼ばれているが、そういった用途で使われる事が増えそうだ。
Movioの問題点 : 料金と制限
公式サイトを見ていただければわかる通り、テンプレートやアバターは豊富にある。
しかし無料版では合計1分しか書き出しができず、また選べるテンプレートの数も限られている。
Free / Essential / Proというプランに分かれており、年契約をすればそれぞれ月額で、無料 / $48 / $180という料金体系になっている。
先ほど紹介した海バックで青年が喋る動画は6秒なので、無料版だとあと54秒分しか楽しめないという事だ。
コンテンツが素晴らしいだけに料金が少し割高というのがネックポイントである。
ただ、YouTubeなどの使用を考えている方は、これら料金を賄えるような動画を作成すれば良い。あるいは企業がニュースの読み上げ等に使うとしたら、人を雇うよりも遥かにローコストで済ませる事もできる。
これからのMovioに期待
AIツール全般に言える事だが、これらのツールはどんどんアップデートされていく。
アバターの多少の違和感などもどんどん精度があがり、本物と遜色がつかないレベルまで到達するのも時間の問題だろう。
現時点でも、もの凄いクオリティではあるのでまずは公式サイトに訪れてぜひ体感してみてほしい。